ベートーヴェンの容姿
容姿は小太りで身長も低く、顔は黒く天然痘の痕で酷く荒れていたという。
表情は有名な肖像画の数々や、
デスマスクや生前ライフマスクを作っていたこともあり大凡判明している。
ライフマスク製作の際には、息が詰まってベートーヴェンが暴れだし、
もう一度作り直す羽目になった、というエピソードもある。
若い頃は身だしなみに気を遣い、身分相応の格好をしていたが、
歳を取ってからは身に着けるものに全く気を遣わなくなり、
「汚れ熊」というあだ名を付けられていた。
その風貌はさながら浮浪者のようで、
実際に浮浪者と間違われて逮捕される事が度々あったという。
そうした風体のため、弟子のチェルニーは少年時代に始めてベートーヴェンに会った時、
ロビンソン・クルーソーを思わせる、という感想を抱いた。
しかし、身なりには無頓着なベートーヴェンだったが、
手だけは念入りに洗っていたという。